日本企業が未来工業から学ぶべきことは多い。【日本経済活性化のカギも掴む】

日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”


こんにちは、経営者の中にも尊敬している人物がいるゆきじゃ(@yukizyajbcc)という者です。

平成から令和になった現在でも、社員やパートといった働く人たちのことをコスト扱いにしか考えていない企業が、まだたくさんあるのが現状です。

ひたすら無限の利益ばかりを追求しても、恩恵を受けられのは上の人たちといったほんの一部の人間だけです。

僕が前に在籍していた金属系の会社では、会社方針で社員を大切にしていたアピールはしていたものの、部署の環境が劣悪だったために、上司の仕事優先文化に耐えられずに辞めてしまった経歴があります。

今現在はどこの企業も人手不足であり、チャンスというふうに捉えていますが、転職サイトを覗いてみても、「また使い捨てされるんじゃないかもしれない。」と慎重気味になっているのがまた現状であります。

セミリタイヤはつまらないので、働くことに関しては僕にとっては賛成なんですけどね。

と、余談気味になってしまいましたが、話が変わってツイッターではこのようにツイートしました🙂

本記事では、未来工業の驚くべき社員への待遇や会社の成り立ち、数々の名言の中で特に響くものであろうものなどを述べていきます。

日本企業みんな、彼の企業のようになれば世の中確実に良くなると思う。

の太陽光と青いビジネス街の抽象背景

未来工業は超ホワイト企業として有名ですが、海外からしてみれば「当たり前のことでしょこれ。」というふうに捉えられるのかもしれません。

ちなみに未来工業がやっていることを挙げますと、このようになりますね。

1.休日が1年間で140日もあり、日本で一番多い
 しかもこれは有給休暇40日を除いてである。
 夏休みや冬休みも2週間ほどある。
2.報告・連絡・相談といったホウレンソウの禁止
3.残業の禁止(労働時間は7時間15分)
4.ノルマの禁止
5.成果主義禁止
6.指示・命令禁止
7.労働時間は日本で一番短い。(年間で1600時間ほど)
8.完全な月給制のため休み、遅刻しても給料は支払われる。
9.お金にまつわる処理に対して一切のチェックがない。
10.アルバイトといった副業はOK
11.育児休暇は3年間
12.経営理念・経営指針は一切なし。
13.年功序列である。(年齢と在籍年数のみで給料は支払われる)
14.徹底的な経費削減
15.社員の幸福と「やる気」を最も重視している。
16.提案は内容にかかわらず出すだけで賞金500円
 さらに賞金があり、
 提案が採用されたら報酬金最高3万円、
 年間200件出せば、報酬金15万円がもらえる。
17.社員旅行は毎年国内、5年に一度は海外旅行がある。
 (クイズに全問正解すれば、半年間有給がもらえるという制度もある。)
18.3人集まれば会社から年間12万円の補助金が出る。
 (テコンドーの世界大会へ出場した選手もいる)
19.服装自由
20.パート・派遣社員なしで全員正社員(月給30万円出る。)


ここまでとなると、さすがにやりすぎな感じですけどね😅

ただ、最低でも次のやり方を会社方針で行えば、日本は確実によくなるんじゃないかと僕は思います。

【日本が良くなるであろう5つの要因】

・残業の禁止(8時間労働厳守)
・休日が1年間で140日あたりを義務
・アルバイトなどの副業解禁(政府が呼びかけ済み)
・社員の幸福と「やる気」の重視
・フルタイムで働く人たちには正社員


実際ドイツでは、残業をさせた上司は上司失格という風習があります。

フランスでは1日あたりの労働時間を6時間にしても、生産効率が日本より高いというデータも出ているほどです。

日本では、フルタイムで働く人達に対し、5年働いて正社員、短くて3年働いて正社員といった、長く勤めているかで決めるという独特な傾向があります。

しかし人生の観点で考えてみると、正社員と同じ仕事内容なのに低賃金で働かされている時間というのは非常にもったいないと感じます。

それよりかは、フルタイムで働く人たちに対しては、全員正社員というふうにした方が、両者にとってはメリットであると思いますけどね🤔

上の人たちだけが幸せになっても、世の中が良くなるはずがない。

少数派の上の人たちだけが幸せになっても、日本経済は良くなるどころか、これからの時代は悪くなっていくでしょう。

経済は、色んな階級の人たちが物やサービスを売買することで成り立っていますから、一部の人間だけで経済を回そうとしても無理があります。

上の人たちの富や時間を下の人たちにも分け与えていけば、自ずと幸せになっていくだろうし、会社のためにもっと頑張ろうと意欲も増していくでしょう。

山田昭男さんが、中小企業の社長らに発した名言もありますね。

世の経営者に対して、ひとつ意見しておきたいことがある。一般的に、会社で一番給料が安いのは、入社したての女性社員だろう。その女性社員でも、自動車は自分の給料で購入している。そんなのは当たり前のことだ。「ウチは給料が安いから、社員には自動車を一台ずつ買ってやろう」などと考える社長は一人もいない。ところが、会社で一番高い給料をもらっている社長は、自分の金で自動車を買わない。必ずといっていいほど会社の金を使い、女性社員よりもはるかに高級な自動車を購入する。そして会社の金でガソリンを入れ、会社の金で車検を受けて、その車をプライベートの遊びにも使っている。そんな社長の姿を見た社員が、果たして会社のために頑張って働いてくれるだろうか。私は絶対に一生懸命働いてくれなくなると思う。普通の人間ならバカバカしくなって当然だろう。たかだか4000万円の所得を上げられない、つまり儲かっていない中小企業の社長が、会社の金で高級車を買うのは、すぐにやめるべきだと思う。

出典:リーダーたちの名言集 名言DBより

ただでさえ儲かっていないのに、社長が自分のプライベートのために高価なお金を使っていることに関してどうにかしてるかと僕は思います。

彼のような考えを持った人間が、一人でも多く増えてほしいものです😑

長時間労働をした分、機会損失である。

1日の大部分を仕事に費やし、長時間労働をすればするほど機会損失につながってしまいます。

これはどういうことかというと、他人に時間を奪われていった分、自分のやりたい本来の事ができる機会を失ってしまうからなんですよね。

ちなみに、機会損失の意味を引用してみるとこのようになります。

機会損失は、簡単に言えば、「稼ぎ損ない」や「儲け損ない」のことをいいます。これは、実際の取引(売買)によって、発生した損失ではなく、最善の意思決定をしないことによって、より多くの利益を得る機会を逃すことで生じる損失のことを意味します。

出典:金融経済用語集 – iFinance-金融情報サイトより

お金は幸せを得るための単なるツールでしかなく、逆に時間は有限なのですから、自分の好きだと思うものにおもう存分時間を使ったほうがずっとマシです。

2019年6月下旬にジャックナイトオフ会へ行き、そこで40代の方と話したのですが、「若い人たちを見るたびに、あの頃もっとこうしておけばよかった。」と後悔の声を聞いたことを未だに覚えております。

人生は一度きりですから、若いときから自分の本当のやりたいことをおもう存分やるべきです!

未来工業を設立した山田昭男さんとはどんな人物か?

山田昭男氏会話
(出典:東洋経済オンライン)より


未来工業を設立した、山田昭男さんの経歴はこのようになります。

1931年、上海生まれ。旧制大垣中学卒業後、家業の山田電線製造所に入社。家業の傍ら、演劇に熱中し、劇団「未来座」を主宰。
1965年、劇団仲間と未来工業を設立。代表取締役社長に就任。1991年11月、名古屋証券取引所第2部に上場。2000年8月、取締役相談役に就任。現在の社員約800人、売上高200億円超。創業以来赤字なし。
1989年、黄綬褒章受章。2011年、会社は第1回「日本で一番大切にしたい会社」大賞受賞。新著に『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”』(ぱる出版)。

出典:Bplatzより

元々は未来座という劇団を結成し、30名ほどのメンバーを率いて活動していたのですが、劇団に熱中しすぎたことが仇となってしまい、所属していた父の会社をクビにされてしまいました。

その後、雇ってくれる会社を探したのだが、34歳で雇ってくれる会社はありませんでした。

またサラリーマン経験もなかったため、途方に暮れたあげくに劇団の元メンバーとともに未来工業という会社を設立しました。

設立当時は一般の会社と一緒だった。

設立から14年経ったある時、第2次オイルショックという危機が日本を襲いました。

初めての危機を乗り越えるために、社員の提案制度が会社内で考え出され、差別化をしていったとともに一生懸命働きましたが、残業が多いがゆえに人件費が高騰してしまったという新たな課題が出てしまいました。

そこで山田 昭男さんは、「残業をなくす。」という当時では逆転の発想を打ち出し、次に社員を幸せにする工夫を盛り込んでいきました。

その結果、1991年11月には名古屋証券取引所第2部への上場を達成、創業以来赤字無しといった偉業の達成を成し遂げました。

しかし、2014年7月30日に多臓器不全のため、82歳で亡くなられました。 ご冥福をお祈りします。

社長が変わっても、伝統は守られ続けている。

未来工業を設立した山田 昭男さんが亡くなった後、新社長には瀧川 克弘さんが就任されました。

そして新社長自身も、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)禁止を中心に、社員と同じように実施しているようです😱

また近年は、サムスンなどの大企業をはじめ、様々な企業の人たち年間3000人ほどが韓国から視察に訪れており、韓国の民放放送でも特集として挙げられているほどです。

韓国企業向けの研修プログラムを作っているコンサルタントの人も、このように発していました。

社員は材料じゃない、人間だ。
いま韓国では人を大事にすることが人気。
社員を感動させる、やる気にさせる会社は未来工業のほかにない。
だから、視察に来る。


この韓国人コンサルタントの言っていることは正論で、社員を人間じゃなく材料扱いにしか考えていない企業に言ってやりたいものですね🙁

彼の哲学の中で特に響いたこと

山田昭男氏名言
(出典:株式投資.jp)より


色々と情報収集してみると、亡くなる前に数々の名言があったことが分かりました。

名言がまとまったサイトを覗いて読んでみると、どれも私たちの心に響くものばかりでした😂

「特にこれは響くかもな!」と思うであろう名言を3つ僕なりにピックアップしていきます。

成果主義・ノルマ禁止に関する名言

成果主義やノルマを禁止した。そんな重荷を社員に課すと、無理をしてしまい、かえって契約内容の質が下がってしまう。ノルマを課さず、人の管理もしていないが、そのほうが自由なので社員は喜ぶ。喜んでやる気が出るから、自分で目標をつくって積極的に仕事をしている。

出典:リーダーたちの名言集 名言DBより

ほとんどの会社は、成果主義やノルマを課していることがほとんどですが、それだとモチベーションが上がらないのは当然のことです。

成果主義やノルマを課することは拘束することと等しく、人間心理的に奴隷状態のような感覚に陥ってしまうんだと僕は考えます。

人間は強制を嫌う生き物であり、かつ日本人の性質上、何も言わなくとも自ら仕事を行う人種ですから、気楽で自由な状態で仕事させた方がはるかに効率がいいというのは明白ですね。

恐らくなのですが、アメリカなどでは日本より自由奔放の会社が多いようですね~

全員正社員に関する名言

未来工業では800人の従業員全員が正社員だ。派遣やパートを雇うことはない。これも社員が喜び、一生懸命に働く動機になっている。正社員として雇用し、30万円の給料を払ったら、社員はみなモチベーションが高まって、必ず30万円分以上働いてくれるものだ。世の多くの経営者は、パート従業員を15万円で雇ったら、正社員を雇っよりも15万円節約できたと思っている。しかし、15万円の従業員は、「安月給で働かされている」と思っているから、まず15万円分働いてくれることはない。社長や管理者が見ている前では働いているふりをするが、見ていないところではできるだけ働くまいとするのが人情だ。つまり生産性や仕事の質は著しく下がってしまう。

出典:リーダーたちの名言集 名言DBより

「低賃金で働かされている。」「給料が安すぎる。」そうした負のイメージを植え付けられている状態で働いても、社員がさぼり気味になってしまうのも理由がわかります。

月給15万円という額は、生活ギリギリのラインであり、また生活保護受給者とほぼ同額の金額ですから、それらの事実を知っている時点でモチベーションが下がる理由もますます分かります。

ほとんどの人間は、正社員という地位と、十分に暮らしていける分の給料を与えるだけでモチベーションが保たれることがほとんどなので、未来工業みたいに全員正社員にした方が日本経済にとってもメリットだらけなんですけどね🤔

勤務時間に関する名言

製造業の一般的な勤務時間は8時間。朝の8時から夕方の5時までで、途中1時間の休憩をはさむというパターンだ。しかしこれは、日本の大部分の儲かっていない会社がやっていることだから、未来工業で同じようにやるわけにはいかない。そこで、出社時間を朝の8時30分、退社時間を午後4時45分にした。勤務時間は1日7時間15分。残業は禁止しているので、年間の労働時間は正味で1600時間となる。これは日本で一番短いそうだ。一日は24時間しかない。朝7時に家を出て、午後7時に帰宅し、8時間睡眠をとったら、残りはたったの4時間だ。これを残業なんかに使ったら、食べて働いて寝るだけの人生になってしまう。そんなつまらない生活ではなく、もっと人間らしい喜びを感じられることに時間を使ってほしい。

出典:リーダーたちの名言集 名言DBより

労働者や経営者問わず、24時間365日という時間、人生100年という歳月は、誰もが平等にあるものです。

平日は仕事で消耗し、1日休みを仕事の疲れを癒すだけに使っては、ほぼ社畜と同然です。

人間は、社畜になるためにこの世の中に生まれてきたわけではありませんから、社員もプライベートを楽しむ時間を確保するよう経営者は工夫をするべきです。

最後に

以上で、未来工業の驚くべき社員への待遇や会社の成り立ち、数々の名言の中で特に響くものであろうものなどを述べていきました。

会社を経営している人が、特に見習うべき内容が多いのですが、それ以外の人でも参考になる部分はあるかと思います。

僕も、本や動画などで知識を吸収したり、調べながら記事を書いたりとしていますが、「へえー、こんな考え方もあるのかあ。」と気づかされた部分も多くありました🤔

いずれ将来、彼から学んだことが活かされる日が来るかもしれません。

「こんな社長日本にいるんだ!」

「こんな会社日本にあるんだ!」

こういった思いが、日本でも当たり前になればいいなと思いました。

彼に関する書籍や動画もあるようなので、ぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか?

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